「和ガラス」の玻璃器は、その使い道や楽しみ方で「暮らしのうつわ」「酒器」「暮らしの彩り」の三つに大きくに分けられます。 「暮らしのうつわ」には、氷コップ・アイスクリ-ムコップ・コンポ-ト・小皿・プレスプレート・鉢・蓋もの・コップ・瓶・医療用品など多くの日用品としてのガラス器があります。 「酒器」の分類では、徳利・盃・酒洗・リキュ-ル杯・デカンター・グラス・アイスぺ-ルなどのお酒を楽しむためのガラス器が揃っています。 「暮らしの彩り」には、屏風・すだれ・花生・金魚鉢・文房具・雑貨など暮らしを彩る遊び心のあるいろいろなガラス器があります。 「和ガラス」を象徴するものの一つが「氷コップ」です。「氷コップ」の魅力は多様な技法を用いた装飾にあります。熱いガラスに白線を巻き、金具で引っ張り上げて波状文をつくる「かきあげ」、波に千鳥や花に蝶など和風文様を表現した「乳白ぼかし」などの文様が夢のような美しさを作り出しています。 そのような「氷コップ」も含め「和ガラス」は、西洋の近代的なガラス器の形態や意匠を、庶民的な解釈によって日本的雰囲気を持つ洒落た玻璃器に変様させたものと言えます。 日本人感性を生かして、明治・大正・昭和初期にかけて創られて来た素朴な温かさのなかに繊細な美しさを持った「和ガラス」の美を「玻璃器蔵」でお楽しみ下さい。
玻璃器蔵 蔵書
No.001 ~ No.007
(2017年4月)
【うつわ】
現在、フォトギャラリ-に掲載しております写真は、大門蔵内の仕分作業中のためまだ一部しかアップされておりません。作業が完了したものから順次アップして参りますので、大変に申し訳ございませんが全品掲載まではもう暫くお待ちください。
「洋燈考」の著者大谷勝治郎氏からの手紙が、先日5代目篠原基國の遺品のなかから見つかりました。大谷勝治郎氏が長野オリンピック観戦に長野に来られた際に当店のウィンドウに目を止め突然来店をされました。翌春(1999年4月)ご丁重に下さった御礼のお手紙です。
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洋燈蔵 蔵書:「洋燈考」
本著「洋燈考」は、洋燈、石油ランプの歴史・種類・体系を知るうえで貴重な一冊です。当HPでも多くのものを引用させていただいてます。
abn長野朝日放送「いいね!信州スゴジカラ」12月19日放送【書道のまち長野市篠ノ井の書在地】で当店所蔵の川村驥山扇揮毫「福喜受栄」額と貴重な驥山扇のプライベート8mmが当店元会長夫人のインタビューと供に放映されました。
看板&家宝
「川村驥山扇 揮毫」