「昭和モダンな器たち」 (平成17年 平凡社刊)
私は食器を通して、懐かしい昭和を拾い集めています。昭和30年代の家庭用食器や道具は、ちょっと前まであまり気に留めてられませんでした。それゆえリサイクルショップで「おっ」と思う器が「えっ」という値で並んでいることも多く、うれしい反面、用無しに消えていくのが残念でした。それが最近では、若い世代を中心に昭和30年代から40年代にかけてのうつわを愛するファンが増え、専門に扱うお店も増えて来たようでひと安心。戦前のガラス皿もあれば、モダンな色や柄のカップもある。それが昭和30年代の食卓や台所。家庭に洋食器が普及し始めて、台所が日に日にモダンなキッチンへと目に見えて変わっていった時代でもありました。青いガラス鉢に入った三色そうめん、チキンライスをのせた花柄の皿、そして洋食屋さんで見たからし入れなど。昭和の食器は、その味わいと一緒に当時の情景を思い出させてくれる記憶の再生ボタンであります。また正統派のコレクションとは違う、日常の雑器としての魅力も備えています。古い器が残る食器屋さんの棚は、昭和を切り貼りした、立体のスクラップ帳に見えてしかたありません。
和ガラス フォトギャラリー
現在、フォトギャラリ-に掲載しております写真は、大門蔵内の仕分作業中のためまだ一部しかアップされておりません。作業が完了したものから順次アップして参りますので、大変に申し訳ございませんが全品掲載まではもう暫くお待ちください。
詳しくは「善光寺大門蔵
「洋燈考」の著者大谷勝治郎氏からの手紙が、先日5代目篠原基國の遺品のなかから見つかりました。大谷勝治郎氏が長野オリンピック観戦に長野に来られた際に当店のウィンドウに目を止め突然来店をされました。翌春(1999年4月)ご丁重に下さった御礼のお手紙です。
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洋燈蔵 蔵書:「洋燈考」
本著「洋燈考」は、洋燈、石油ランプの歴史・種類・体系を知るうえで貴重な一冊です。当HPでも多くのものを引用させていただいてます。
abn長野朝日放送「いいね!信州スゴジカラ」12月19日放送【書道のまち長野市篠ノ井の書在地】で当店所蔵の川村驥山扇揮毫「福喜受栄」額と貴重な驥山扇のプライベート8mmが当店元会長夫人のインタビューと供に放映されました。
看板&家宝
「川村驥山扇 揮毫」